第29回アートギャッベ展✩ブログリレー3日目

ブログリレー3日目の今日は・・・
糸(羊毛)を染める染料についてご紹介します!

まず、アートギャッベに使われいる毛は
標高2,000~3,000mの山岳地帯と過酷な環境の中で育った羊さんから
採られた毛です🐑🐑
直毛でしっとりとした柔らか&上質な毛なんですよ😊



  
『赤色:アカネの根』

世界各地に自生するアカネは、
古くから草木染めに使われています。
アカネの根を煮出した汁に色素が
たくさん含まれているんです!
色が特に出やすい素材で、染まりが早いのが特徴です。





『青色:インディゴ』

みなさんご存知のデニムに使われている素材。
青はペルシャ語で“ニール”と呼ばれ
マメ科の藍から採られます。
窯で染めた時は緑色ですが、引き揚げて空気に触れると
美しい青色に変化します。




『緑色(黄色):ジャシール』 

ジャシ―ルという植物から抽出される色素は、黄色に近い色です。
緑色を出すときは、ジャシ―ルに青色の原料(インディゴ)を
混ぜて緑色を作ります。
混ぜるインディゴの量によって、緑色の濃さが変わります。

『黄色:ウコン・ザクロの皮』

ペルシャ産のザクロの皮の部分から淡い茶色の色素が採れます。
ペルシャ産ザクロは世界的にも有名で、現在でも至る所で栽培されています。
ウコンも黄色の素材の1つです。



『茶色:クルミの皮』

クルミの皮から抽出された茶色は
とても深みのある綺麗な色合いが特徴です。
草木染をしない原毛のナチュラルさに負けないほどの
魅力があり、人気の色です。




草木染めの色合いは化学染料とは違い、柔らかい優しさがたっぷりあります😊
ぜひ手に触れて、ゴロゴロして・・・
このほっこりする気持ちを味わってみてください🐑🐑🐑🐑

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